R-Cafeさんの「天使よ目覚めて」の感想うううう

LAS系二次創作において、アスカがシンジにデレデレしっぱなしというのも悪くはないんですが、それではアスカとシンジを引っ張り出して来る意味が薄いよね、と私は考えます。
素直にくっつける二人だったら本編終盤にあんな大変なことにはならないはずなのです。
シンジはシンジで屈折していますが、何よりアスカが素直じゃなく、それが障碍となって……というのが私が考えるLASの基本なのでございます。異論はありましょうが。

で、この「天使よ目覚めて」のアスカですが、やはり素直ではありません*1
「何でこのアタシがバカシンジごときでドキドキしなきゃいけないのよ……!」とまあ、こんな感じです。
んで。
本編ではシンジの乗った初号機がトウジに片脚切断という大怪我を負わせたわけですが、「天使よ目覚めて」でも同様です。
アスカはヒカリに誘われてトウジを見舞うのですが、そこでトウジはシンジが悪いなどとは思っていないこと、そしてシンジが一度トウジの見舞いに現れていないことを知ります。
トウジがシンジを恨んでいるはずないのに、どうしてちょっとの勇気を出して見舞いに行けないのか、アスカは憤りを感じ、シンジに詰め寄ります。
「どうして勇気を出せないのよ――」
言っているうちにアスカは気付くのです。勇気を出せていないのはシンジだけなのかと、自分もそうなのではないかと。
そしてアスカは自分も勇気を出すことを決断、シンジにも勇気を出すよう伝え――以下続巻と。

アスカが「勇気を出せていないのは自分もだ、自分に納得が行ってないから同じように勇気を出せていないシンジに腹が立ったんだ」と気付き、自分も勇気を出すことを決断するシーンでビビビビビビビビっと来まして、気が付くと「これ全部ください」と言ってました。

やはりLASはこうでなければ! 私が「アスカの日記」で描いたアスカも「この惣流・アスカ・ラングレーがバカシンジごときを好きだなんて知れたら、沽券に関わる」と思っている、という設定なので。

いやまあ私の好みにぴったり合いましたってだけの話なんですけどね。

*1:アスカは素直ではないところが可愛いのですがががががががが