二次創作の弱さと言うか何と言うか

エヴァで、ではないですけど、私も痛感したことがあります。
ある作品の結末を許容できず、これを改変しようとしたのですが、改変し過ぎたのでは救おうとしたキャラが自分でも救おうとしたキャラであると認識できなくなる、都合が良すぎると思えて自分で納得できなくなるといった現象に加え、こんなことしたって本当の〇〇は……という思いの発生ですね。
あの時は本当に無力感に囚われたものですが、それはまあさておき。
『RE-TAKE』は、エヴァファンを納得させるだけの説得力を持たせようということを主眼において細心の注意を払い作成された作品に思えます。なにせ安易な結末を提示してはまず作者自身が納得できないでしょうから。
それが功を奏したかどうか? それは私に限っていえば大成功でした。

RE-TAKE についてちょっと考えた

『RE-TAKE』は、サークル Studio KIMIGABUCHI きみまる氏による、『新世紀エヴァンゲリオン』の二次創作漫画作品。
2004年8月に第1巻が発行され、以降2004年12月に2巻、2005年8月に3巻、2005年12月には外伝的な0巻が発行され、2006年8月発行の第4巻で完結しました。
以下、ネタバレを含みます。

続きを読む

RE-TAKE 完結に寄せて

私を LAS の渦へ引き込んだのは Studio KIMIGABUCHI の『RE-TAKE』シリーズなのですが、今般これが完結しました。
完結編を読んで、何やら憑き物が落ちたような気分であります。非常に面白い作品でした。
この『RE-TAKE』には『読本』と称して、エヴァのファンフィクション界隈では有名な三只氏が解説を行ったものが存在するのですが、私は敢えてこれを読まずに、自分なりに『RE-TAKE』についてまとめてみたく思います。
まずは草稿的なものもバンバン載せる方針で。あとでまた修正版を載せるかもしれませんけど。

みかん箱をこよなく愛する会さんの本を買えるだけ買った

もう届いた! てくの屋ってところに注文したんですけど仕事が早いな! とらのあなとかわけわからないくらい待たせたりするからなあああああ。そして読みましたがやっぱりシンジ君がかっこいいな……。ちゃんとした感想はまたのちほど。

みかん箱をこよなく愛する会さんの「ウラアマノジャク」を読みました

サークルさんのサイトはこちら→http://yotsukawa.net/
えーと非常にポイント高いです。
シンジが誰かから調理実習で作ったクッキーを貰っているのを見て機嫌を悪くするアスカ、を見て、「甘いもの嫌いなんだこういうのアスカ好きだろ」といってそのクッキーをアスカに渡してしまうシンジ。
アスカもアスカで調理実習で作ったクッキーをシンジに渡そうと思ってたけど甘いの嫌いとか言うし渡しそびれちゃうんですがぼそっと「でもアスカの作ったクッキーなら食べたかったなあ」とシンジが漏らすのでアスカは甘くないクッキーならと夜中に起き出して作っていたらシンジも起き出して来て、という内容。
アスカの素直じゃないぶりが十二分に発揮されていて非常に良いと思います。アスカは素直じゃないのが可愛いのです! が、クッキーの粉が顔に付いてると言って指でふき取って舐める、まではシンジもすると思いますが「まだ付いてる」とか言ってアスカにキスしちゃうのはシンジらしくない気も。所々でアスカの気分を読んでいそうな感じも何か違うような。シンジはアスカの気持ちがいつだって良くわからずオドオドオロオロすするのが似合ってる気がするんですよね……。
とは言うのもポイントが非常に高いせいなんですけどね。素直じゃないアスカが好きな人にはちょうお薦めと言えましょう。
あー、こうなったらこのサークルさんの今入手可能な本は全部買っちゃいますか。

とりあえず

イデアがある「新世紀エヴァンゲリオンvsおねがいマイメロディ」小説版*1の執筆にとりかかるかあ。
ちなみにこのvsというのは昔の東映まんが祭りのvsなのでvsで結ばれていても別それら同士は戦いません。
(例:デビルマンvsグレートマジンガー

*1:シリアス。夏コミ合わせでギャグ漫画版を予定